Special Interview
経験を積み重ねて発揮する
新しい力と可能性
農地所有適格法人彦農園合同会社
農業・沖縄県

人手不足が深刻化する農業分野において、外国人材の活躍は年々注目を集めています。
今回は、未来人Lab.からネパール人の特定技能人材を受け入れている彦農園の渡嘉敷社長に、外国人採用の背景や実際に感じている変化、今後の展望についてお話を伺いました。
外国人材採用のきっかけは「長く働いてくれる人材」
まず、外国人材を採用しようと考えた理由について伺いました。
渡嘉敷: 日本人を採用しても、なかなか長く続かないのが現状でした。
農業はすぐに結果が出る仕事ではありません。腰を据えて続けてくれる若い人材が必要だったんです。
農業は経験を積み重ねてこそ力を発揮できる仕事。
その中で、真面目で長く働いてくれる人材として、ネパール人材の採用を決断したといいます。

特定技能人材は“作業員”ではなく、農園を支える存在へ
彦農園は、開設当初、設備も体制も整っていない状態からのスタートでした。
渡嘉敷: そんな中で来てくれた特定技能のスタッフは、言われたことをやるだけじゃなく、自分で考えながら仕事に取り組んでくれています。今では、農園にとって欠かせない存在ですね。
畑作業にとどまらず、日々の作業段取り・作業効率を上げるための工夫・現場全体を見た動きなど、主体的に行動する姿が印象的だったそうです。
将来的には、農園のリーダーとして現場を任せられる人材に育ってほしいという明確なビジョンも語ってくださいました。

採用して感じた「良かった点」と「課題」
良かった点:真面目さと成長スピード
渡嘉敷: 最初は日本語や文化の違いもあって、正直教えるのが大変だと感じることもありました。
しかし、時間が経つにつれて状況は大きく変化しました。
今では日本語もかなり上達して、とても真面目に仕事に向き合ってくれています。本当に助かっています
日々の仕事を通じて、日本語力・理解力ともに着実に成長していることが伺えます。
課題:文化・言語の違いへの配慮
受け入れ当初は、やはり文化や言葉の壁がありましたが、丁寧に向き合い、時間をかけて育てることで乗り越えられる課題だと実感されたそうです。
外国人材は、農業の未来を担う存在
渡嘉敷社長の言葉からは、外国人材を「一時的な労働力」ではなく、農園の未来を一緒につくる仲間として見ている姿勢が強く伝わってきました。
・長く働いてくれる人材が欲しい
・農業を本気で学び、成長してほしい
・将来は現場を任せられる存在になってほしい
こうした想いに、特定技能人材がしっかり応え始めていることが、彦農園の事例から分かります。
インタビュー後記農業×外国人材の可能性
彦農園の取り組みは、これから外国人採用を検討する農業経営者にとって、大きなヒントとなる事例です。
農業は「人を育てる」仕事。
真面目で継続力のある外国人材は、大きな戦力になる。
時間をかけて育てることで、農園の中核人材へ成長する。
登録支援機関として、私たちも現場の声を大切にしながら、長く・安心して働ける外国人材の定着支援を今後も強化してまいります。