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「ここで学び、介護福祉士の資格を取得したい」 そてつの会の3名へインタビュー

沖縄で障がい者支援に取り組む『社会福祉法人そてつの会』は就労継続支援B型を運営する福祉法人です。

そこで働くネパール人スタッフ3名に、現場でのリアルな声を伺いました。

特定技能人材として日本で働く「未来人」へのインタビュー。

タマン ビシュヌマヤさん、ケシ アスミタさん、タマン サパナさん 現在日本在住7ヶ月目の彼女たちを通じて現場の本音をお届けします。

現在のお仕事の内容を教えてください

ビシュヌマヤさん
「障がい者の方に、作業のやり方を教えています。一人ひとり理解のスピードが違うので、その人に合った伝え方を考えながら支援しています。」

アスミタさん
「私も利用者様に仕事のやり方を教えています。ただ教えるだけではなく、できた時は一緒に喜ぶこと共感することを大切にしています。」

サパナさん
「私は主にお米の精米作業について指導しています。安全に作業できるように見守りながら、分からないところをサポートしています。」

3人とも共通しているのは、 「自立に向けた支援」を意識していること。

単なる作業補助ではなく、「社会で働く力を育てる」ことを大切にしています。

日本で働こうと思ったきっかけは何ですか?

ビシュヌマヤさん
「日本は安全で働きやすい国だと聞いていました。海外で働くなら日本が良いと決めてから日本語学校で1年間勉強しました。」

アスミタさん
「ネパールでは、日本は給料も良く親切な人が多い国というイメージがあります。多くのネパール人が同じ理由で日本を目指しています。」

サパナさん
「私はアニメが好きで日本に憧れていました。文化もアニメで知ったつもりでしたが、実際に来てみると驚くことばかりです。 海を見て感動しましたし、自販機も初めてみたときは使い方が分からず戸惑いました。」

障がい者支援の仕事に就いて、最初のイメージとギャップはありましたか?

3人とも、『介護=高齢者のお世話』という認識を持って来日しました。
来日当時の印象を振り返ってお答えて頂きました。

ビシュヌマヤさん
「ここに来たときは本当にびっくりしました。障がい者支援という仕事は未来人Lab.さんから聞いてはいましたが、実際にどんなお仕事なのか想像できていませんでした。」

アスミタさん
「ネパールの学校では高齢者介護を学んでいましたが、障がい者支援は想定外でしたね。でも実際に働くとスタッフやご利用者さんも一緒に教えてくれて、最初の不安はすぐに解消されました。」

サパナさん
「最初は生活のお手伝いだけをする仕事だと思っていました。でも実際は「障碍者の方の自立のための支援」だと知り、とても感動したのを覚えています。ネパールにはそういった施設は聞いたこともなかった。」

ネパールには同様の支援施設がほとんどないため、日本の福祉制度の充実さは大きな発見だったそうです。

この仕事で困ったことはなんですか?

3人の共通の課題は『日本語』。

利用者様へ作業方法を伝えること、気持ちをくみ取ることに最初は苦労しました。

ビシュヌマヤさん
「言葉が足りなくて、どう説明すればいいのか悩みました。 作業の手順書も全部は読めなくて、そのたびに困っていたことを思い出します。」

困ったことをどうやって解決していきましたか?

解決の鍵は、スタッフ皆さんの支えでした。

ビシュヌマヤさん
「最初は何も分からず不安でした。でも阿波連課長やスタッフの皆さんが優しく教えてくれました。フリガナを振ってくれたり、ネパール語の翻訳アプリで意味を調べたりと親切に教えてくれたので、その分頑張ろうと思えました。」

アスミタさん
「日本語はまだ完璧ではありません。でもだからこそ相手を尊重し丁寧に接することが言葉以上に大切なんだと信じています。」

支え合える職場環境が、彼女たちの成長を後押ししています。

将来の目標はありますか?

3人共通の目標は、『介護福祉士の資格取得』と、『日本で10年以上働くこと』。

アスミタさん
「将来はネパールに障がい者支援施設をつくりたいという夢もできました。いまネパールも高齢化社会に入ってきています。その時に自分達が日本で学んだ技術を母国で役立てるんじゃないかと少し考えています。」

お金だけではない価値を日本での経験を、母国へ還元したいという想いも芽生えています。

この仕事は長く続けたいと思っていますか?

「はい、続けたいです。」

迷いのない答えでした。

サパナさん
「ここでたくさん学びたいです。支援にはいろいろな方法があると知りました。」

ビシュヌマヤさん
「そてつの会は家族のように温かく迎えてくれました。本当に感謝しています。ここで長く働いて、その感謝を伝えたいです。」

外国人雇用を検討している企業に一言お願いします

アスミタさん
「外国人は最初は分からないことが多いです。でも、その分一生懸命頑張ります。是非一度その頑張りを見てほしいです。」

ビシュヌマヤさん
「優しく教えていただければ必ず成長します。」

サパナさん
「日本で働くことは私たちの夢です。チャンスをいただけたら嬉しいです。」

今回のインタビューから見えてきたもの

・言葉の壁はあっても、意欲は非常に高い

・職場環境次第で大きく成長する

・長期就労への強い意思がある という事実です。

未来人Lab.の支援のもと、挑戦を続ける3名。

外国人雇用は単なる人材確保ではなく、 共に成長するパートナーを迎えること。

そてつの会での彼女たちの姿は、その可能性を力強く示しています。